益子の窯焚き2019

皆さまこんにちわ。

 

先日益子で毎年恒例の窯焚きをしてきました。

まずは窯出しの様子をご覧ください。

こちらの窯は【さすけねい窯】と命名されている窯で【日下部正和さん】という方が作られた窯です。
焚口がとても大きく蓄熱容積が広いのが特徴で煙突部分も太さと長さがあります。

横から窯詰め窯出しをしていきます。かまの内部の温度は5日ほどさまして30度。100度切れば基本的に窯出しは行えます。

 

耐火煉瓦を落とさない様に少しづつ外していきます。今回は窯詰め時に耐火モルタルを塗ったので隙間なく耐火煉瓦同士がくっついてます。

 

こちらは窯の前側になります。最上段に30cm位の高さの壺が見えてます。

あれれ。火立てが斜めっている。

こちらの窯は前の棚と後ろの棚の間に【火立て】と呼ばれる耐火煉瓦の壁を設置する事により熱や灰を全体に被せるようにします。ところが前面側の煉瓦壁面に沢山の灰がついて釉薬化するため、冷める時に収縮して【火立て】が前のめりになる事があるのです。

でも今回はぎりぎりせーふ。

 

 

こちらは後ろの列です。しっかり灰もかかっているようです。

 

こちらは【火立て】の構造。煉瓦同士を前後左右にずらすことにより少しだけ隙間を炎が通れるようにします。

この按配が難しい。

 

前列の胴木間部分。下の灰が被るエリア、こってりしてますね。

 

今回はブロアーで灰を飛ばしたのでどっさり灰がかかってます。

こちら60時間の窯焚きの灰量には見えないですよね。

 

 

前列の下段は結構なくっつき具合です。アルミナもろとも溶けるので丁寧にはがすしかない。

 

 

 

横図。

窯側面が美味しそうな牛肉みたいですね。

 

こちらもこってりジューシーに焼けてます。

 

上図。Insta風。

 

再下段

 

こちらは窯の後ろ側最上段。火前ぐらい灰はかかってます。

 

手前の御影土のつぶつぶも良い感じです。

 

壁面にあたった灰がまだ溶けずに残ってますね。

 

 

 

この黒いぷつぷつは灰が舞ったものが低温(1200度内)で半分溶けて残っているようです。

 

 

窯の壁のこの雰囲気。神殿。

 

 

会員の西須さんの作品。灰がのるのを見越したさりげない意匠。

 

おっと!!!!!棚が割れてます。

 

 

 

自作の抹茶椀。かなり低温の灰が残ってます。

 

 

こちらは火前のマックス火が当たる所。今回天井部分、後下段にはパイロメーターを差しました。最高温度は1320度程度。おそらくこのエリアは1400度付近まで温度は上がっていたと思います。

 

信楽の土も溶けます。ぐいのみの口が薄くなっている。

 

 

結局下の灰が釉薬化したものとの癒着を取る作業の振動で作品割れてしまいました。ごめんなさい~!

 

花瓶もくっついて取れませんでした。

 

今回2015年から毎年行ってきて、5回目となります。

一部作品割れてしまいましたが毎年失敗率は下がってきています。

来年は更にロスなく焼ければと思います。

前回、今回の作品の焼け具合のイメージは全体的に灰をマットな表情に仕上げ、低温でひっぱることで黒い灰のつぶつぶも残るイメージでした。

一昨年に【火立て】をせずに窯を焼いたのですが、温度が上がらず1,180前後で24時間引っ張り続け結局温度が上がらず止めた事がありました。

しかし開けてみると意外に良い作品が沢山あり、それ以降一度1300度付近まで上げて、その後は低い温度で引っ張るという焚き方をしています。

温度グラフのっけておきます。

 

2020年も11月の初旬に開催予定です。

ご興味ある方はお問い合わせください~

03-6318-5858

info@sirokanetougei.com

担当角谷まで

 

 

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